2017年8月25日金曜日

オタクになれない火鉢クラブ

火鉢クラブなんてものをやってるくらいだから、火鉢オタクとか炭オタクなんてものを期待されるかもしれない。だけど、私は決して火鉢オタクとか炭オタクといえるほど、マニアではない。ただ、こんな文明の利器あふれる現代にあって、火鉢なんてモノをまだ使っているというだけだ。昔の家では普通にあった道具を今も使っているだけ。エアコンだって好きじゃないけど、今年の夏の暑さでは結構使ってるし、火鉢も毎日使ってるわけじゃない。こういう人はほかにも結構いるはずだ。

弱い、弱すぎる。

「これではメディアにもとりあげられないじゃないか!
誰もおもしろがってくれないじゃないか!
だから、なかなか広まらないし、全然お金にもならないんだよ!」
そう心の声がぶちぶちと愚痴を言う。

とはいえ、「火鉢」なんて日常使いの道具をそんなに特別視してマニアになってもしょうがないと思っているのも事実。だって、火鉢はただだまって部屋の隅に置いてあるのがいいんだから(隅でもないか…)。そもそも、そんな日常のことをイベントにしたり、なんだか特別なもののように扱うことが間違いなのかもしれない。ただ、今やそうでもしないと、本当に火鉢は絶滅してしまう。だから、こうしてイベントを考えたり、冊子を作って、火鉢を持ち上げている。

「マツコの知らない世界」に登場する人たちのように、物質的な極め方をしているわけじゃないから、非常に人にわかってもらいづらいし、面白くない。火鉢をコレクションしているわけでもなければ、炭の性質について、炭焼きさんより詳しいわけでもない。食材を焼く時の炭との距離とかを調べ尽くしているわけでもない。日常使うのに困らない程度に知っている。昔はそれは普通だった。ただ、今は「火鉢を使うと楽しいよ」ってことを言う人があんまりいないから、それを言う役を勝手に買って出てるだけなのだ。

テレビの仕事とかやってる立場からすると、「弱いね」とか「わかりづらいね」である。

でも、やはり火鉢は生活の中の一コマであって、それが生活の全てになるくらいオタクになってもしょうがない。いや、火鉢の使い勝手などを研究し尽くす人がいたとしたら、それはスゴいことだし、面白いけれど、私はそういう性質じゃないというだけのことだ。

なので、みなさま。
「火鉢楽しいですよ〜」とゆる〜く火鉢をお勧めし、火鉢が無くても、火鉢がある生活の豊かさに近い何かを感じてもらえたらいいなとか、そういうことを考えているのが火鉢クラブなのであります。今後もゆる〜くお付き合い下さい!

夜中に独り言ちてみました・・・




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